30日絶食ダイエット。俳優の榎木孝明さんが行った不食の方法とは

俳優の榎木孝明さんが実施したことで有名な30日絶食ダイエットとはどういうものなのでしょうか。

30日間飲み物以外は口にせず完全断食生活を送った榎木孝明さんは体にどのような変化が起きたのでしょうか。

榎木さんはフェイスブックで不食ノートに毎日の体調や経過を綴っており、「不食は一種の意識の改革だ」という感想を述べています。

正しいダイエット方法とは運動をして筋肉量を増やし、食事も栄養バランスの良い食生活を心がけて体内、主に腸内環境を整えてダイエット効果を高め、徐々に脂肪や体重を落としていくというものです。

榎木さんの行ったダイエット法ではどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

今回は30日絶食ダイエットの効果や方法、実践者である榎木孝明さんの体験談などを参考に調べていきましょう。

スポンサーリンク

断食と不食と絶食の違い

apple-2127302_960_720

同じような意味と思いがちですが、実はそれぞれ少しずつ意味合いが違うのです。

断食

断食というのは元々宗教的な意味合いを持つ行為であり、あらゆる全ての食物もしくは特定の食物を絶つ食事法のことを指します。

ダイエット用語にはプチ断食ダイエットや断食ダイエットといった言葉がありますが、本来の宗教的な意味合いから言うと少し間違った使い方となります。

不食

不食というのは宗教的な意味合いやダイエット方法とは異なり、あらゆる全ての食物を摂取しない、いわゆる空腹に打ち勝とうとする行為を指します。

俳優の榎木孝明さんが行っていたのがまさしくこの行為であり、ダイエット方法としては推奨しにくい方法といえます。

絶食

最近では絶食を英語で言う、ファスティングとも呼ばれています。

絶食というのはあらゆる全ての食物を摂取しないで、健康管理や回復を目的とした医療行為やれっきとしたダイエット方法のことを指します。

スポンサーリンク

食べない事で起こる身体の変化とは

man-2037255__340

断食・不食・絶食。

少しずつ意味は違いますが、食べない期間があるという事では共通しています。

食べない事で体にどのような変化が起こるのでしょうか。

私たちの身体内にエネルギー源として存在している、糖質・脂質・タンパク質。

これらが状況や目的別において、それぞれ活用されエネルギーが生み出されていきます。

しかしながら食べないダイエットを行うと糖質は減少し、身体内の糖質が極端に減少していくとエネルギーとして使用される糖質がないので当然エネルギー不足に陥ります。

不足した糖質の代替に他エネルギー源である脂質やタンパク質が使われ、その結果大幅な脂肪減少が見込めるのです。

上記の事から食べない事で痩せる理由は、エネルギー源が深く関わっているということが分かると思います。

糖質は過剰に摂取してしまうと、脂肪として体内に蓄えられるという特徴があります。

食べなければ糖質を摂取しませんので「脂肪を増やさない」という点でもより高いダイエット効果があると言えるでしょう。

しかしながら糖質のみをエネルギー源として活動している脳にとってみると、致命的。

そこで、脳は糖質の代替のエネルギーにケトン体(糖質供給ができなくなった場合、脂肪酸が燃焼し肝臓で生成する物質)を利用します。

脳がケトン体の生成を活発に行えば行う程、脂肪の分解は促進され、また糖質が減少しても脳の活動は正常に継続されることになります。

よって糖質不足に陥ったとしても、ケトン体がエネルギー源として働くことで限界から脱出し体は正常に働いてくれるのです。

ですが、注意すべきこともあります。

ケトン体が体内に過剰に溜まってしまうと、頭痛・吐き気・腹痛・嘔吐、最悪の場合には昏睡状態となる可能性があるのです。

またタンパク質も大切なエネルギー源ですので、筋肉が減少する恐れもあります。

スポンサーリンク

俳優の榎木孝明さんが実際に行ったダイエット方法

榎木孝明

榎木孝明さんが行った不食の方法では実際に1ヶ月で9kgの減量に成功しています。

その方法は基本的に食べ物は一切口にせず、医師と相談して取り決めした多少の糖質や塩飴、榎木さんが週間としていたブラックコーヒーと日本茶を飲むという以外は基本的に摂取しないというものでした。

しかしながらこの方法は、非常に危険であるため、榎木さん自身も病院に泊まり込んで、専門家の指導の下不食を実践しました。

監視カメラを設置して日々の生活や体調、体の状態を常に撮影しながら食べていない証拠も同時に残す方法で行いました。

専門家から不食を実践するにあたって摂取しても良いとされたのは飲み物のみです。

榎木さん自身好きだったコーヒーや日本茶は摂取していたそうです。

ただ、不食生活中に血圧が上昇したこともあって、専門家から塩分と糖分を摂取するよう勧められ甘い飴玉や塩飴なども摂取したようです。

実際に榎木さんの体重は不食を実践してから当初80kgあった体重が71kgまで減量し、その状態を維持したそうです。

榎木孝明のダイエット方法をまとめると、

  • 医師の監修の元、採血や検尿、心電図を毎日測定
  • 医者のメディカルチェックを定期的に受診し病気にならないようデータとして記録
  • ビタミン類やミネラル類のサプリメントは摂取しない
  • 医師の指導を受け、適度な糖質と塩分を数回補給
  • 検証及び監視の意味も含めて常にカメラで撮影
  • 体型や体力、筋肉を維持するために適度な運動、ストレッチ、ウォーキング、瞑想を欠かさず実施
  • 通常仕事のためドラマ撮影や地方の仕事にも赴く
  • 水分は基本的にはミネラルウォーターだが、ブラックコーヒーと日本茶は摂取
  • お酒などのアルコール類は摂取しない

不食の期間では、おなかは鳴ったが空腹感はなかったそうです。

断食開始から排便は期間中、3回だけで体の中に蓄積した「宿便(しゅくべん)が出ました」と語っていました。

スポンサーリンク

不食のメリット

wings-1940245__340

榎木孝明さんが実践した不食ダイエットではどういったメリットがあったのでしょうか。

ダイエット効果があった

榎木さんの体重は不食を実践してから当初80kgあった体重が71kgまで減量しました。

一ヶ月で−9kgという数字は驚異的と言うしかありません。

しかしながら、ダイエットは適度な運動と食生活の改善によって、筋肉量を増加させて基礎代謝量を上げ、体脂肪量を減らすことで初めてダイエットに成功したといえます。

榎木さんのダイエット法ではおそらく筋肉量も少なからず減少していると思われます。

そのため、内臓脂肪や体脂肪率も正しいダイエット法で減量したときのような飛躍的な低下も期待しにくいと思われます。

集中力が増した

榎木さんは本を読むスピードが格段に速くなったと言っており、集中力が増したと考えられます。

腸壁が便と一緒に出た

榎木さんは不食ダイエットを実践し始めた23日目に腸壁が便と一緒に出たと言っています。

不食によって腸内に異物がなくなり、腸内洗浄され腸壁の汚れ(毒素)を綺麗にしながら便として外へ流れたと考えられます。

体のキレが良くなった

人によって個人差はあるでしょうが、榎木さん個人意見として、身体の動きが以前にも増してよくなり、身体が軽くなったと言っています。

疲れを感じなくなった

不食を行う前と比べて、当時と同等以上に動いても疲れをほとんど自覚しなくなったと語っています。

目覚めが良くなった

睡眠時間が約5時間弱と以前よりも短くなたにもかかわらず、朝の目覚めはスッキリするようになったとのことです。

腰痛が改善された

榎木さんが長年悩まされ続けていた朝の腰痛を全く感じなくなったとのことです。

倦怠感がなくなった

不食を行う以前よりも頭が冴えている感覚があり、気だるいと感じる倦怠感も少なくなったそうです。

空腹感を感じなくなった

不食期間中に自分は食べなくても大丈夫だと信じ込めた時点で空腹感がなくなったそうです。

スポンサーリンク

不食のデメリット

girl-1419218__340

日常生活の支障

榎木さんのような不食(断食)中は圧倒的にエネルギー量が不足してしまいます。

体力も落ちてしまいますし、足元もフラフラになり日常生活に支障をきたす可能性があります。

そのため、断食や不食は週末にのみ行うプチ断食がおすすめです。

精神的な負担が大きい

人間の3大欲求のうちのひとつである食欲を抑える必要があるため、かなりの忍耐力を要し、ストレスを溜め込む必要があります。

日常生活に支障をきたす可能性もあるので無理な不食はやめるようにしましょう。

筋肉量の低下

不食によるエネルギー量不足は運動不足をもたらしてしまいます。

運動をせず食事制限だけでの減量は確実に筋力が低下してしまいます。

筋肉量不足の身体はたとえ理想体重だとしても、美しいボディラインとはいえません。

リバウンドの危険

摂取カロリーを大幅に抑えれば脳が飢餓状態であると錯覚して、消費カロリーを抑え食事から多く摂取カロリーをとろうとし、これがリバウンドの原因となります。

スポンサーリンク

不食をおすすめしない理由

ここまで不食の方法やメリット・デメリットについて知る事ができたと思いますが、内容を知りっ実践してみたいと感じた人もいるのではないでしょうか。

しかしながら現時点で、実践をおすすめする事はできません。

そのおすすめできない理由をご紹介します。

科学的な根拠がない事

科学的や医学的な根拠に圧倒的に欠けていると言えます。

不食を行った事のある実践者による書籍は数多く出版されていますが、どれも不食をしても身体的に問題が無いのかという理由については再現性や客観的な説明がなされていないのです。

少食になる為・一定期間の食事制限により体調回復する為・病気治療の為、等に不食を行うケースがあることは事実です。

しかしながら人間の身体には外部からの栄養摂取が必要なので、長く食べず健康的に生きていけるということは考えにくいのです。

身体的に個人差がある事

当たり前な事ではありますが、人間の身体はそれぞれ個人差があります。

同じ環境や同じ両親から産まれ育ったとしても、70歳で亡くなる人もいれば100歳以上でも亡くならない人もいますよね。

身体が弱く病気がちの人もいれば、風邪を全く引かない人もいます。

それと同様で、不食を実践してある一定の期間であれば問題無い人もいるかもしれませんが、問題がある人もいるかもしれません。

これは不食だけでなく他ダイエットにも言える事でもありますが、なにより不食という人間の三大欲求の1つである食欲をなくす訳ですから更に重要であると言えるでしょう。

飢餓と矛盾する事

今この瞬間でもなお、世界中のどこかでは飢えに苦しんでいる人たちがいます。

残念ながら飢えが原因となり、亡くなってしまう人も少なくはありません。

少し大げさに思う人もいるかもしれませんが、彼らの主張が正しければ食べ物を満足に食べられず飢えてしまっている人達こそ、健康で長生きすると言えるのではないでしょうか。

健康阻害や病気悪化の症例がある事

極端な少食や不食を実行することにより、健康を害してしまっている人もいます。

病気を治すつもりで始めたのにも関わらず、逆に病気を悪化してしまったという人もいます。

ヨーロッパでは家族の反対を押し切り不食を実行し、亡くなってしまった女性がいるといいうニュースもあったようです。

非社会的な生活を過ごすようになる事

食べ物を食べなくなるという事は、周りの人に食事を誘われても断わったり、一緒に食事に行っても必然的に何も食べなくなりますよね。

人と人がコミュニケーションを深める上で一緒に食事をするというのは、なにより最も簡単で早い手段と言えると思います。

日本では「同じ釜の飯を食う」「飲みニケーション」という言葉があるように、飲食を共にするというのはただ飲み食いをする為だけではなく、それ以上の効果や影響があるからでしょう。

食事を断り続けると周囲の心象が悪くなってしまったり、場合によって疎遠になってしまうという可能性も残念ながらあるのではないでしょうか。

楽しみや幸せがなくなる事

人それぞれではありますが、食欲は人間の生理的欲求の1つであり非常に強い欲求でもあります。

この欲求を満たすことで満足感を得られますし、何より美味しい物を食べることに幸せを感じる人は少なくないでしょう。

また食欲だけではなく、誰かと共にする食の場の楽しみや幸せもあります。

家族団欒と聞き食事の場面を思い浮かべる人も多いと思いますが、それだけ複数人で一緒に食事することは楽しいというイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。

榎木孝明さんが行い実感したメリットを魅力的に感じる人はいると思いますが、日々の生活の幸せや楽しみをなくすのではなく、他方法でそのメリットを得られる何かを見つける事をおすすめします。

スポンサーリンク

まとめ

30日絶食生活や不食についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

榎木孝明さんが感じたメリットは確かにあったのかもしれませんが、あくまで医師の管理下のもと行ったという事は大きいでしょう。

実際一般の人が行う場合、断食前と断食後の内臓や脳の状態・骨量・筋肉スコア・睡眠中の体温や血圧・ノンレム睡眠の有無など数値比較しなければ、本当に健康になったのか判断する事はできません。

また医師の管理下のもとで行うのも現実的ではないと思います。

ダイエットはそれぞれ自分自身に合う・合わないがありますが、それだけではなくまず健康でいられるかが大切です。

近年様々なダイエット方法がありますので、自分に合った健康的なダイエットを行うようにしましょう。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加