漢方のダイエット効果は?漢方を飲む前に知っておくべきこと

ダイエットは始めたいけれど運動をするのは苦手だし、無理なダイエットは体調を維持していく栄養源まで減らされていく、簡単に痩せたいと思う人は多いのではないでしょうか。

近年痩せる商品やグッズが把握できない程たくさんでていますが、効果がでるかもなんだか怪しい。

そんな中最近一部で人気になっている、漢方薬ダイエットは知っていますか?

漢方で痩せたと耳にすることはありますが、果たして漢方薬はダイエットをサポートしてくれるものなのか疑わしいですよね。

漢方薬と言えば=ツムラというイメージを持っている人も多いでしょう。

今回はそんな漢方のダイエット効果についてご紹介していきますので、是非参考にしてください。

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漢方とは

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そもそも漢方薬とは、という事から学んでいきましょう。

漢方薬は薬草等からつくった生薬をいくつか組み合わせている、自然素材のお薬です。

元をたどると古代中国で始まっているお薬ですが、日本人も昔から使用してきました。

年の始まりに飲むお屠蘇は屠蘇延命散という薬を味醂やお酒などで溶いたものですし、風邪薬に葛根湯は現在も市販され使用されています。

漢方薬の成分は鉱物や動物素材でつくられているものもありますが、多くは植物の根・茎・葉などからつくられています。

化学合成が主流である現代の薬と比べれば、漢方薬は効き目が穏やか。

副作用がないとは言いませんが、現代の西洋薬よりも副作用が少なく、身体にも優しい薬であると言えるでしょう。

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漢方ダイエットとは

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漢方ダイエットをしようとする人の中でも、とにかく見た目や美容目的で痩せたいというタイプの人と、病気治療や予防の為に痩せたいというタイプの人に大体分けることができます。

後者の肥満原因で健康のため等のダイエットであれば、漢方薬のダイエットは非常に良い選択肢でありますし、おすすめです。

しかしながら前者の美容目的のダイエットである場合、漢方薬のダイエットが向かないケースもあります。

若くて特に女性に見られるケースが多いのですが、モデルのような体型を目指そうと肥満ではないのに無理に痩せたがる人には適さないのです。

一般的に漢方薬はバランスを崩した身体を整えるのを得意としているので、バランスが崩れていないような人は、漢方を飲んでもあまり変化や効果がありません。

むろん、維持目的であればいいでしょう。

結論、漢方薬のダイエットはというのは

  • 肥満度数が高い人か、糖尿病や高血圧などの病気を持っていて体重を落したい人、お医者さんに痩せた方が良いなど指摘されている人
  • 美容目的のダイエットであるが、BMI指数や標準体重をオーバーしているような人

が有効であると言えます。

標準体重の人であれば、食事制限や運動する事を優先させて漢方薬はサポートという形をおすすめします。

漢方ダイエットをはじめるのであれば、本質をしっかりと理解・把握し、自分の身体の体質に合う漢方を処方してもらい、体質改善を目的に行いましょう。

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漢方における肥満タイプとは

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現代の常識ともなっている、健康の大敵である肥満。

心臓病や糖尿病そして高血圧などの大きな原因になるのはもちろんの事、病気などはなくただ単に太っているだけでも中高年以降は肥満度に比例し平均死亡率も大幅に上がってしまいます。

まさに肥満は万病の元ですが、日常生活の環境の変化で特に中高年の肥満は増加の一途を辿っているので、肥満気味の方はなるべく早く対処するべきと言えます。

肥満に対する東洋医学的な考え方とは、漢方でいう肥満とは身体全体のバランスが崩れ太りやすい体質になっている事を言います。

太りやすい体質のままダイエットを行っても、思うように結果が出ないばかりか、ストレスが溜まることにもなりかねません。

なぜバランスを崩しているのかの原因を知り、基礎代謝が高く太りにくい体質を作り出していく事が漢方ダイエットの基本になります。

自分がどんな肥満タイプであるのか、タイプ別にご紹介しますので確認しましょう。

脂肪太りタイプ

タイプ名の通り脂肪を多く摂り、食べ過ぎタイプです。

血色が良い・暴飲暴食・暑がりの便秘気味・太鼓腹などの特徴を持っており、体力的には普通以上エネルギッシュの人が多い傾向にあります。

漢方薬は防風通聖散や大柴胡湯などの処方が良く使用されています。

処方される漢方薬は、身体に溜まっている悪いものを排出する働きの生薬が含まれているので、緩下剤的な働きをもつものが多いです。

水太りタイプ

そこまで食べるタイプではないのに、水を飲んでも太ってしまう等の人は多くはこのタイプです。

新陳代謝が悪い・体質が虚弱気味・運動が苦手・冷え性気味・むくみやすいなど特徴を持っている傾向の人が多いです。

処方される漢方薬は、利尿薬的な働きの生薬が含まれている物が多いのが特徴で代謝を良くする働きをもつものが処方され、防已黄耆湯や五苓散などが代表的な漢方です。

これらの処方は、ダイエット用でも身体を補う作用があるので脂肪太りタイプとは大きく異なります。

どちらかと言うと日本の女性に一番多いタイプで、肥満ですが体力の無い虚証に分類されます。

水太りというのは体内に取り入れた水分を排出する機能がうまく働かない事が原因で、余分な水分が身体内に溜まってしまっている状態なので、全身の水分バランス・水分代謝を整える事が大切です。

血太りタイプ

血行が悪くて太るという、ホルモンバランスが崩れている人がこのタイプに含まれます。

外食が多い人・肩こりや生理不順を持っている人に多く、血液の汚れや血行不良などが原因で、余分な老廃物が排泄されず脂肪になってしまう状態です。

更年期を境に太ってしまった・出産を境に太ってしまった等の人もこの傾向にある可能性があります。

処方される漢方薬は、桃核承気湯や桂枝茯苓丸などがよく使用されます。

こちらのタイプもどちらかと言えば女性に多いタイプで、健康的な血液をつくることが大切です。

気太りタイプ

気太りタイプ、別名ストレス太りとも言います。

ご紹介したタイプに含まれている場合がありますが、近年多くみられるタイプです。

処方される漢方薬は、加味逍遥散といった気の巡りを良くする処方を使用します。

ストレスが原因によりエネルギー代謝が悪くなり、余分な脂肪・老廃物を体内に溜めやすい状態ですので、脂肪燃焼が大切です。

肥満タイプには何種類かありますが、タイプが混ざっている混合型の人も多いようです。

肥満に使用する漢方は多種類あるので、処方がはっきりしない・自分のタイプが分からないという人は専門家に相談するのが良いでしょう。

漢方薬でのダイエットをする場合は、食事療法そして運動などを組み合わせないと多くはあまり即効性があるとは言えません。

しかしながら、便秘・肩こり・肌荒れなど体調が優れない箇所や成人病などを併発している場合は同時に治してくれ、リバウンドが起こりにくい身体に改善できます。

どんなダイエットも効果のない人や、ダイエットを行ったっことで逆に体調不良になった事のある人は、一度漢方専門家に相談し試してみる事をおすすめします。

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ダイエットに効く漢方の種類

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漢方にも様々な種類がありますが、特に肥満の方に用いられる代表的な漢方をご紹介します。

  • 防風通聖散:「ぼうふうつうしょうさん」と読みます。腹部に皮下脂肪がある方に用いられる事が多い。
  • 大柴胡湯:「だいさいことう」と読みます。筋肉がある方、ストレスがあり便秘がちな方に用いられる事が多い。
  • 九味半夏湯加減方:「くみはんげとうかげんぽう」と読みます。メタボリック症候群の方に用いられる事が多い。
  • 防已黄耆湯:「ぼういおうぎとう」と読みます。むくみがあり水太りの方に用いられる事が多い。
  • 五苓散:「ごれいさん」と読みます。むくみのある方に用いられる事が多い。
  • 当帰芍薬散:「とうきしゃくやくさん」と読みます。ホルモンバランスが崩れた方に用いられる事が多い。

ご紹介した漢方薬の他にも色々ありますが、体調によって漢方を組み合わせて処方されることもあるようです。

ドラッグストアなどで見かけるお腹の脂肪を落としてくれますと書かれているものには、大体上記の漢方が含まれています。

箱の裏の詳細をみてみると、どのような漢方が含まれているか書かれていますので、見てみてください。

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漢方の効果とは

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漢方とは中国伝統医学の日本における呼び名であり、漢方薬のもととなるのが生薬と言われているものです。

生薬は天然物質を煎じたり乾燥させたりし用いられるもので、多様な成分が少しずつ含まれている性質上西洋医学の薬品とは性質が違います。

西洋医学の薬品よりも生薬は体内に穏やかに作用し、じっくりと効果を発揮させ副作用が少ないのが特徴。

現代の人は環境変化や食品の汚染などにより、あらゆる症状が複合し病気や体質の変化を引き起こしています。

漢方薬にはそれを根本的にじっくり和らげ、改善する効果が期待できるのです。

漢方薬のダイエット効果を一言で言うならば、それは体質改善です。

痩せづらい体質の身体を痩せやすい身体へ、身体の中から変えていき体調を整えてくれます。

漢方で効果がでる期間というのは人それぞれですが、最低でも1ヶ月~2ヶ月は服用し続けるのがいいようです。

半年から1年程度かけて体質改善をした人もいるようなので、漢方薬はとにかく一定期間飲み続ける事が大切。

短期間で効果を求めるのではなく、時間をかけ痩せやすい体質をつくりリバウンドしづらい体を手に入れる事が重要です。

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漢方の効果をより得るためには

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前述している通り、漢方の多くは効果が少しずつあらわれてきます。

薬の種類・症状によって異なりますが、効果を実感するには最低でも2.3週間、できるならば1.2ヵ月程は様子をみる必要があります。

期間をみても分かる通り漢方薬は効き目がおだやかですので、その分食べ物や飲み物の影響を受けやすい面があります。

よって漢方薬を飲んだ後30分は、食べ物や飲み物をとらないほうが効き目を得やすい事もあるのです。

また煎じ薬・エキス剤をお湯に溶かしたものは、非常に香りがします。

この香りにはハーブのような芳香療法効があるので、もし香りが嫌でなければ湯気をゆっくり吸い込むのも良いでしょう。

そして漢方薬の効果を高めるためには、日常生活を送るうえでも注意が必要です。

特に気をつけたい事は、体を冷やさない事とストレスをためない事が大切。

どちらもせっかくの漢方薬の働きをさまたげるからです。

体を冷やしてしまうと、血液の流れ・自律神経の働きが悪くなり、月経異常など起こしやすくなります。

特に暑い夏はエアコンによる冷えは禁物で、職場や映画館などでの対策のほかにも自宅でもお風呂上りや睡眠時にはエアコンに当たりすぎないようにしてください。

ストレスは、ホルモンや自律神経のバランスを崩して女性器官の働きを悪化させてしまったり、不定愁訴の原因にもなります。

人間関係や仕事上のストレスだけではなく、アルコール飲みすぎ・夜更かし・無理なダイエットなども、自分自身がストレスと感じてなくとも身体が感じている場合があるので注意してください。

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漢方ダイエット始めるためには

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ここまで漢方についての歴史や効果についてご紹介してきましたが、漢方ダイエットに興味を持ちはじめようと思っても、どうやって始めればいいか分からない人も多いはず。

漢方薬は自分に合う処方を選ばなければ、十分な治療効果は期待できません。

なにより安心なのは漢方に詳しい医師や専門医に診断してもらい、自分に合う漢方薬を処方してもらうことが一番です。

全ての病気・体質に漢方効果があるという訳ではありませんので、できるならば漢方専門医のいる病院を受診して処方を受けることがおすすめします。

ドラッグストアで購入する場合には、漢方に詳しい薬剤師に相談してください。

しかしながら漢方薬だけに頼るのではなく、普段の食生活は主食・主菜・副菜を基本にして、栄養バランスを考えて3食しっかり摂るようにしましょう。

生活習慣の中に漢方薬をうまく取り入れる事がポイントですよ。

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漢方薬の注意点とは

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漢方薬は副作用がなく安全だろう、そう思い込んでいる人も多いのではないでしょうか。ところが漢方薬にも、副作用がでてしまう事があります。

例えば慢性肝炎などの治療に使用される小柴胡湯は、一部の人はありますが黄疸や間質性肺炎などの重い副作用を起こすことがあります。

小柴胡湯を使用していて発熱・咳などの症状がみられたら、すぐに病院に診察行くようにしてください。

また風邪薬として使用される葛根湯は、自律神経の働きを良くし免疫力を上げる効果がありますが、一方で胃の具合を悪くしたり、食欲不振になる人がいます。

高齢者のなかには、動悸が生じる人も稀にいるようで、それは葛根湯のなかに麻黄という鎮痛薬と同様の作用をもつ生薬が入っているからなのです。

また附子という生薬が入っている漢方薬も、胃腸障害を起こしやすいものの一つです。

胃腸が弱い人は医師に相談し、別の薬に変更してもらうか、胃腸薬と併用するなどの方法をとる必要があります。

そして月経痛の治療には芍薬甘草湯がよく使用されていますが、一般に甘草がふくまれる漢方薬では人によってむくみが出ることがあるので注意。

女性疾病では妊娠中に便秘になったとき、漢方の便秘薬を使用する事がありますが、大黄をふくむ便秘薬には多くの種類があり中には刺激が強く下痢や腹痛を引き起こすことがあるようです。

近年はダイエット目的や美容目的などで、インターネットを通じ漢方薬を買う人も増えていますが、そのなかには日本で禁止されている成分が含まれていることがあります。

成分がわからない漢方薬は副作用の危険性も高いため、安易に使わないようにしましょう。

一般に漢方薬であっても効き目の強い生薬を含むものもありますし、体質的に合わない場合もあります。

漢方薬は安全と思い込むことはせず、もし身体に湿疹や吐き気そして動悸などの異常な症状がみられたときは、すぐに医師に相談することが大切です。

まとめ

漢方薬ダイエット、いかがでしたでしょうか。

しっかりと読んでいただいた方は分かる通り、漢方薬が直接的にダイエットに繋がる訳ではない場合もありますが、体質が合えば非常に良い事は理解できましたよね。

お腹周りが気になる人・便秘改善したい人・肌を綺麗にしたい人・内臓脂肪が多い人など、

様々な悩みがあるとは思いますが、もしかしたら漢方薬で体質改善を行えば悩みが解消になる可能性も。

今回紹介していない漢方薬を含めると、様々な種類のものが多くあります。

見た目だけでいうと、顆粒タイプ・錠剤タイプもありますよ。

女性というのは特に身体の不調と共に痩せづらい体に変化していく事もあるので、どういう事が原因で痩せづらくなっているのかを探るのも必要。

自分自身の肥満体質タイプを知り、自分に合う漢方薬を探してみるのもいいかもしれません。

もちろん素人の検索だけでは危険ですので、専門医や薬剤師に相談しましょう。

そして将来的に太りづらい体を手に入れるため、継続して飲み気長に漢方薬と付き合っていきましょう。